がんに関する主な病気一覧
- 骨肉腫(こつにくしゅ)/
- 骨肉腫は、骨の悪性腫似で、死亡率もたいへん高いものです。初発症状は、局所の腫張(はれ)と痛みで、運動時の痛みだけではなく安静時にも痛みがある場合があります。そのうちに痛みがつづくようになり、手でさわってみると、はれぼったく感じ、圧痛があって、硬さがあります。
- 甲状腺がん(こうじょうせんがん)/
- 甲状腺はのど仏の下方にあり、甲状腺ホルモンという日常生活に必要不可欠なホルモンを分泌する臓器です。甲状腺に発生する腫瘍のうち、悪性のものが甲状腺がんです。甲状腺がはれたときは一見してわかりますし、手でふれることもできます。
- 皮膚がん(ひふがん)/
- 皮膚の異常は内臓と違って目で見てわかりますので、皮膚がんは早期に自分で発見できる可能性があります。皮膚がんには、数年放置しておいてもはんのわずかしか変化しないものから、数か月でどんどん大きくなって、死に至るものまであります。
- 上顎がん(じょうがくがん)/
- 鼻にできるがんで、蓄膿症が起きる場所である上顎洞に発生します。症状は、つよい鼻づまり、鼻血、顔面のはれ、など様々です。さらに進行すると骨にまでひろがり、目の下がはれたりします。冊へのくいこみぐあいによっては歯にまでひびく激痛もあります。
- 喉頭がん(こうとうがん)/
- 男性に多く発症し、女性はきわめて少ないようです。声帯表面に発生したものは、しだいに声がれがすすむので早期にわかります。
- 咽頭の腫瘍(いんとうのしゅよう)/
- のどに発生する悪性腫瘍を発生部位によって上咽頭、中咽頭、下咽頭にわかれます。上咽頭は口、のど、鼻、耳へと多方面につながっているため多彩な症状をみせます。鼻、耳の症状に加えて、頭痛もおきます。
- 口腔がん(こうくうがん)/
- 口腔がんには、舌にできる舌がん、舌と歯ぐきの間にできる口腔底がん、歯ぐきにできる歯肉がんなど、さまざまです。ある程度進行したがんは、どこにできたものでもこぶ状になるので、異物感がしだいにはっきりしてきて、指でさわったり、鏡を見て自分で気づくことができることもあります。
- 睾丸腫瘍(こうがんしゅよう)/
- 男性にのみ発生する腫瘍で、その頻度は悪性腫瘍の中では非常に低くなっています。とくに原因と思われるものがないのに、睾丸がはれてきて、痛むなどの症状もなく、睾丸がだんだん大きくなれば、まず睾丸腫瘍を考えなければなりません。
- 陰茎がん(いんけいがん)/
- そのほとんどは亀頭に発生し、包茎の人に多く発生する傾向があります。60〜70歳代に多く発症しているようです。好発部位である亀頭部に加わる不断の刺激が原因とも考えられます。
- 前立腺がん(ぜんりつせんがん)/
- 前立腺は男性にだけある臓器で、精液の一部をつくる臓器です。前立腺の悪性腫瘍で、急速に増殖していくぼかりでなく、からだのあちこちに転移します。悪性の腫墟だけに、早期に発見して早期に適切な治療法を行わなければなりません。
- 膀胱腫瘍(ぼうこうしゅよう)/
- 70歳以上の高齢者が罹患しやすい疾患です。タバコを吸う人の発症率はより高くなります。尿に血液が混じる以外に症状のない状態が多くのケースでみられます。初期にはほかにはまったく症状はなく、突然血尿が出て、またすぐ正常の色をした尿にもどります。
- ウイルムス腫瘍(ウイルムスしゅよう)/
- 腎臓にできるがんで、とくに幼児に多くみられます。しこりがかなり大きくなるまで症状はあまりみられず、入浴時などに家族が偶然におなかのはれやしこりに気がついた時に発見されることが多いようです。 片側の腎臓に生じますが、発育が早く、短期間で全腹部にひろがります。
- 腎がん/
- 中年以後に多くみられ、進行すると肺、肝臓などに転移します。血尿が最初の症状となることが多いようです。従い、血尿をみたら放置せず、泌尿器科の診察を受ける必要があります。
- 絨毛がん(じゅうもうがん) 絨毛上皮腫/
- 絨毛細胞ががん化したものを絨毛がんといいます。妊娠したときにできる胎盤の絨毛をおおう細胞(絨毛上皮という)が、分娩や流産のあと母体内に残り、活動して、腫瘍となったものです。
- 卵巣がん(らんそうがん)/
- 初期にはほとんど症状はありません。腫瘍が大きくなると下腹部にしこりが触れたり、圧迫感があったり、あるいは膀胱が圧迫されて尿が近くなるなどの症状がでてきます。
- 外陰がん(がいいんがん)/
- 女性性器の外陰部に発生するがんで、多くは50歳以上の方がかかるようです。比較的まれな病気で、太った人、糖尿病の人がかかりやすいといわれています。
- 膣がん(ちつがん)/
- 婦人科系がんのほんぼの数%にすぎません。障壁に発生するがんですが、まれな病気です。痛みをまったくともなわない性器出血や、いやなにおいのするおりものが多くなったりすることで気がつきます。
- 子宮体部がん(しきゅうたいがん)/
- 閉経後の女性、未婚の女性、妊娠・出産の経験がないまたは少ない女性に多く見られます。一般に、体格がよく太っていて、高血圧、糖尿病体質の人に多く、また、若いときに月経が多かったり、更年期がおそかったりする人に発生しやすいようです。
- 子宮頸部がん(しきゅうけいぶがん)/
- 子宮頸部がんは、外子宮口付近に発生することが多く、婦人科の診察でこの部分を観察したり、検査すべき細胞や組織を採取することが可能なので、早期発見が容易にできます。7割以上が、子宮の入り口にあたる子宮頸部に発生します。
- 乳がん/
- 乳がんは、乳管に初発するものが大部分です。初期の症状としては、乳腺にしこりを確認できます。しこりはほとんどの例にみられますが、痛みはなく、表面はでこぼこしています。このほか乳頭からの出血や乳頭のただれも、少数ですがみられます。
- 脊髄腫瘍(せきずいしゅよう)/
- 脊髄内に発生した腫瘍、脊柱管内の軟部組織や椎体に発生した腫瘍などにより、脊髄や神経根が圧迫される病気です。腫瘍発生の部位とひろがりによって違いますが、共通した症状は、がんこな痛みが脊柱にそって、限られた場所にあり、運動により痛みが強くなることです。
- 脳腫瘍(のうしゅよう)/
- 脳腫瘍とは、脳組織の中に異常細胞が増殖する腫瘍で、頭痛・はき気・嘔吐の症状があります。脳腫瘍は、閉鎖している狭い頭蓋脛内に、よけいなものが場所を占拠して発育するので、頭蓋内腔の圧が高くなります。そのための症状(脳圧冗進症状)を現われてくるわけです。
- 肺がん/
- 治りにくい咳や胸痛、呼吸時のゼーゼー音、息切れ、血痰、声のかれ、顔や首のむくみなどが一般的症状です。肺門型の肺がんは、早期から咳、痰、血痰などの症状が出現しやすいようです。
- 膵臓がん(すいぞうがん)/
- 早期の段階の膵臓がんには特徴的な症状はほとんどありません。膵臓がんが進行してくると、体重の急激な減少や背中の痛み、腹部の腫れ、みぞおちの辺りの痛みが出てきます。
- 胆嚢がん(たんのうがん) 胆管がん(たんかんがん)/
- 60歳以上の高齢者に多く発生します。胆嚢がんは、慢性の胆嚢炎と症状が似ていますが、症状が出にくいため、進行してから見つかることが多いようです。大きくなると胆嚢、肝臓や胆管までがんがひろがり黄痘がでてきます。
- 肝がん/
- 肝がんは肝硬変に合併して起こることが多く、急性ウイルス性肝炎から慢性ウイルス性肝炎、肝硬変へと移行した人では肝がんの発生率が高くなります。肝硬変をともなう肝がんは硬変の症状があります。ただ、右の上腹部の痛みがあったり、また熱がでることもあります。
- 直腸がん/
- 肛門の近くにおこりやすく、肛門から出血がみられます。直腸がんの初期はほとんど症状を現わしません。しかし、やがて出血がおこり、比較的少量の血が糞便とまじって出たり、粘液とまじって出たりします。何度も便意があり、一日5〜6回あるいはそれ以上も排便するようになります。
- 結腸がん/
- 胃がんより発生は少なく、死亡率は胃がんと比較すると一桁すくなくなります。おもな症状は便通の異常、とくに血便、および貧血、体重減少、全身倦怠などがあります。部位によっては腹痛があり、末期には腹壁から腫瘤ができることがあります。
- 食道がん/
- 早期発見が必要な病気の一つです。ごく早期の食道がんでは、まったく症状のないものがあり、定期検診などで偶然に発見される場合もあります。早期のものでも、食物をのみこむときに、胸のあたりでつかえる感じがおこります。
- 胃がん/
- 胃がんは胃にできる上皮性悪性腫瘍ですが、早期の胃がんでは、ほとんど症状がありません。潰瘍を生じた胃がんでは、胃潰瘍と同じような症状、すなわち、空腹時の胃の痛み、胃のもたれなどがおこります。