腎臓・尿路の主な病気

腎臓と尿路の病気に関する説明です。

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腎臓・尿路の主な病気一覧

膀胱尿管逆流(ぼうこうにょうかんぎゃくりゅう)/
幼小児で発熱、腰痛あるいは腹痛、尿の濁りなどがあれば、この膀胱尿管逆流現象を疑う必要があります。正常な状態では、勝胱にたまった尿は尿管へ逆流することはありませんが、幼小児の場合、尿管口の弁のはたらきが不完全なときや、ここに炎症などがあると、勝胱内の尿が尿管へ逆流をします。
尿失禁(にょうしっきん)/
自分の意志に関係なく尿が体外に漏れるのを尿失禁といいます。急迫性尿失禁は、中年の婦人にみられるものです。膀胱括約筋の力が弱くなったときには、わずかな腹圧がかかっても、尿の一部が尿道からこばれます。
神経因性膀胱(しんけいいんせいぼうこう)/
神経障害によっておこる膀胱機能障害を、神経因性膀胱といいます。排尿の障害は、脳の病変、脊髄の病変および末梢の神経をはじめ、多くの神経系の病気により現われます。したがって、排尿以外の神経の症状をともなうことが多いものです。
神軽性頻尿(しんけいせいひんにょう)/
頻尿が激しいので、検尿を何回くり返すも異常がみられず、排尿時の痛みも、尿の濁りなどの異常が全くみられません。昼間には排尿回数が多いにもかかわらず、夜間寝ているときの排尿回数の少ないこと、仕事や遊びに注意力を集中しているときには排尿回数が減ってしまうのが神経性頻尿の特徴です。
膀胱炎(ぼうこうえん)/
膜胱内に大腸菌などの菌が侵入して炎症をおこします。細菌が膀胱内にまぎれこんだだけでは、ふつうは次の排尿のとき流れ出てしまい、炎症はおこりません。尿意を我慢しすぎたり、便秘、過労、かぜ、冷え、などでからだの抵抗力が弱っていると、それが引き金となっておこしやすくなります。
尿道下裂(にょうどうかれつ)/
男子の尿道の形成が不完全な、生まれつきの奇形です。外性器の異常は一見すればわかります。高度な場合には、男児であるのに立位での排尿ができません。まだ、陰茎の前屈があるため正常な勃起ができず、成長後の性機能が問題になります。
尿道狭窄(にょうどうきょうさく)/
尿道が狭く細くなってしまう病気で、男性に多くみられます。排尿のときにお腹に力をいれないと出にくく、排尿時間も長くなり、尿線は細くなって力がなくなります。そしてついにはまったく排尿できなくなります。
尿道炎(にょうどうえん)/
淋菌性のもの(淋菌性尿道炎)と非淋菌性の雑菌によるもの(非淋菌性尿道炎)があります。症状は、尿道や会陰部の不快感、排尿痛、尿道からの分泌物などがみられます。
尿道結石(にょうどうけつせき)/
腎臓や勝胱でできた尿路結石が尿道にひっかかった状態です。尿道の長さの関係で男性にみられます。大腸菌などの腸内細菌の感染によって膀胱の粘膜に炎症が起こると結石ができるようです。結石が尿道をふさぐので、排尿のときに尿が出にくくなったり、痛みや出血がおこります。
尿毒症(にょうどくしょう)/
腎臓のはたらきが極度に低下すると体液に異常がおこり、多彩な症状を呈するようになります。これらの一連の症候群を尿毒症とよんでいます。
慢性腎不全(まんせいじんふぜん)/
腎臓のはたらきが3分の1以下になると、血液中に尿素、クレアチニンなどの老廃産物がたまりはじめ、いろいろな症状が現われてきます。この状態を腎不全といいます。
急性腎不全(きゅうせいじんふぜん)/
腎臓のはたらきが急激に低下あるいは停止する状態をいいます。突然、尿量がいちじるしく減少し、一日の尿量が500cc以下となります。そして、からだがだるく、食欲がなくなり、吐きけ、嘔吐、下痢、口内炎、頭痛などの症状がでてきます。
特発性腎出血(とくはつせいじんしゅっけつ)/
腎臓からの出血があるのに、いろいろ検査をしても原因がつきとめられない、「腎臓から出血する病気」の総称です。
腎結核(じんけっかく)/
初期には無症状ですが、ときに血尿や尿のにごりがみられます。膀胱が結核菌におかされるとはじめて、排尿時の痛み、排尿回数が増えるなど強い勝胱炎症状がでてきます。そのため、膀胱炎と誤られやすく、適切な治療が行なわれないまま、腎結核が進行することがあります。
腎結石(じんけっせき)/
おもな症状は腎仙痛です。突然横腹に激しい痛みがおこり、冷や汗がでて、吐きけ、嘔吐をともなうこともあります。この仙痛は発作的にくり返しおこります。しばしば血尿もみられます。
水腎症(すいじんしょう)/
先天性や後天性のいろいろな原因でおこり、片側のことも両側のこともあります。 腎臓部の激しい痛み、血尿、たんばく尿がみられます。結石をともないやすく、また腎臓の機能は障害をうけ、感染をおこしやすくなります。
嚢胞腎(のうほうじん)/
生まれつきの腎臓の奇形です。遺伝により、同一家系に多発します。嚢胞はゆっくり増大し、ふつうは40歳ごろになってはじめて症状がでます。
妊娠腎(にんしんじん)/
妊娠によっておこる腎障害で、妊娠中毒症ともいわれています。おもな症状は、むくみ、たんばく尿、高血圧です。
腎血管性高血圧症(じんけつかんせいこうけつあつしょう)/
腎臓はレニンという酵素を血中にだして、血圧を調節しています。このレニンがですぎて高血圧がおこした状態を腎性高血圧症とよび、その代表的なものが、腎臓の入口の血管が細くなったためにおこる腎血管性高血圧症です。
痛風腎(つうふうじん)/
はじめは軽度のたんばく尿がみられる程度ですが、しばしば慢性腎孟腎炎を併発し、腎結石をともなうこともあり、進行すれば腎実質は萎縮して、腎不全におちいります。痛風患者の死因の第一位は、痛風腎が進行して腎不全をおこしたものといわれています。
糖尿病性腎症(とうにょうびょうせいじんしょう)/
糖尿病が原因で糸球体の毛細血管が硬化しておこります。はじめはたんばく尿だけですが、しだいに低たんばく血症、むくみなどのネフローゼ症候群を呈し、高血圧などをともないます。
腎孟腎炎(じんうじんえん)/
腎臓に細菌が侵入することによっておこります。各年齢層にみられますが、女性に多く、これはおもに外陰部の構造の違いによるといわれます。
腎硬化症(じんこうかしょう)/
腎臓の細動脈が硬化し、腎臓は小さく硬く、なり、腎機能が低下してくる病気です。頭痛、めまい、肩こり、動悸などの高血圧症状がみられますが、良性腎硬化症では、自覚症状がなく、健康診断などで発見されることもあります。
ネフローゼ症候群(ネフローゼしょうこうぐん)/
ネフローゼ症候群は、主として糸球体に障害がおこったため、多量のたんばくが尿中に失われる状態で、いろいろな病気が原因となっておこります。
慢性腎炎(まんせいじんえん)/
10〜20歳代に発病することがもっとも多く、急性腎炎が慢性化する場合もあります。
急性腎炎(きゅうせいじんえん)/
溶血性連鎖球菌の感染によっておこりますが、細菌が直接腎臓をおかすのではなく、感染によってひきおこされたアレルギー反応が原因です。