食道・胃腸の主な病気

食道や胃腸に関する病気の説明です。

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食道・胃腸の主な病気一覧

腹膜癒着(ふくまくゆちゃく)/
腹膜や大網、胃、腸などがそれぞれ部分的に癒着をおこす状況を言います。 女性の骨盤腹膜炎などのあとでは腹膜癒着がおこりやすく、また、一般に癒着が原因でイレウスや、腸捻転などをおこすこともあります。 ときには腹痛や便秘、下痢などをはじめ、吐きけ、嘔吐などの症状をくり返しておこすことがあります。 癒着の疑いがあるときには、医師に相談しましょう
骨盤腹膜炎(こつばんふくまくえん)/
急性腹膜炎と同じですが、とくに下腹部の強い持続性の痛みや、全身のふるえ(悪寒)をともなって38〜40度の高い熱がでることもあります。 排便・排尿時やからだを動かすときに激しい痛みを訴えます。化学療法によって炎症は完全に治ります。
腹膜炎(ふくまくえん)/
急性腹膜炎は、ショックをともなうほどの激しい腹痛ではじまるのがふつうです。最初は鋭い痛みが持続性におこりますが、やがて炎症がひろがるにつれて腹部全体が痛んで、腹壁は硬くなります。初期には吐きけや嘔吐、しゃっくりなどがおこることもありますが、やがて麻痺性のイレウスをおこして、その症状が現われてきます。
吸収不良症候群(きゅうしゅうふりょうしょうこうぐん)/
症状には、脂肪の吸収障害による脂肪便、下痢、脱水症状、出血傾向、皮膚の変化、低カルシウム血症などがあります。たんばくの吸収障害の結果としては、低たんばく血症、浮腫、月経閉止、体重減少、栄養失調などがあり、そのはか各種の貧血、舌炎や口角炎、末梢性の神経炎などがおこります。
たんばく漏出性胃腸症(たんぱくろうしゅつせいいちょうしょう)/
胃や腸の粘膜から異常に多くのたんばく質が管脛内に漏れて出るために、血液中のたんばく質の量が少なくなり、一種の栄養失調となるような病気をひとまとめにして、広くたんばく漏出性胃腸症といいます。 低たんばく血症がおこるために、浮腫や貧血、無月経など症状が現われます。完治するには、原因をつきとめなければなりません。
腸ポリープ/
腸ポリープは、腸の粘膜面からキノコのように茎をもったり、平らな幅広いかたまりなどとして突出したもの。実際にはいろいろな良性の腫瘍がふくまれています。特徴的な症状がないので、たまたま腸の]線や内視鏡検査をしたときに、偶然に発見されるのがふつうです。
腸憩室(ちようけいしつ)/
腸壁の一部が袋のようにひろがってとび出した状態を腸憩室といいます。もっとも多いのは十二指腸憩室です。とくに症状はありませんが、憩室の中に、食塊や糞便などがつまったりして、細菌感染がおこると憩室炎をおこして腹痛や下痢などがおこることがあります。
ヘルニア/
腸のヘルニアは腸管が腹膜につつまれたまま腹壁のすきまを通じて腹腔外へ脱出するものです。ほぼ半数は、生後3か月までに発見されます。しかし、成人でも後天性のものがみられます。 いきんだときや、大声で泣いたときなどにヘルニアがおこり、脱出部に一種の腫瘤を生じることがあります。
イレウス(腸閉塞、腸捻転)ちょうへいそくちょうねんてん/
イレウスというのは、排便の停止を意味します。 腸捻転は、腸の一部が文字通りねじれ、そのさい、多くは腸への血流も障害されるので、きわめて重大なイレウスの一種となるのがふつうです。
移動盲腸症(いどうもうちょうしょう)/
盲腸は正常でも上下左右へ移動するもの。これがいちじるしい場合を、移動盲腸症といいます。しかし、かならずしも腹痛、便秘などの症状がおこるとはかぎりません。
過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)/
おもな症状には、腹痛とけいれん性便秘、または便秘と下痢を交代性にくり返す型がいちばん多くみられます。このときの便は、ぼろぼろとしたものが多く、同時に自律神経失調症状というような全身症状をともなうことが多いものです。
腸結核(ちようけっかく)/
小腸の結核は回腸におこり、潰瘍をつくることが多いので、下痢、血便、微熱、食欲不振、腹痛などをきたし、クローン病と区別することが難しくなります。
クローン病/
血便、下痢、腹痛、発熱、全身衰弱、貧血などがおもな症状です。 病変が回腸末端部に多くみられるので、診断は]線検査や内視鏡検査が主となりますが、全消化管に病変が出現するので、精密検査が必要です。
潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちようえん)/
血便、下痢、腹痛、発熱、全身衰弱、貧血などがおもな症状です。 血便がみられたときは、ただちに腹の内視鏡検査を受ける必要があります。内視鏡でみると、直腸粘膜の発赤、出血や潰場などの変化がみられます。
急性腸炎(きゅうせいちようえん)/
嘔吐、腹痛、下痢などの症状がでますが、病名を断定するにはより詳しく診察していく必要があります。 一般に、発熱(37〜38度)をともなう急激な吐きけ、嘔吐、腹痛、下痢などがあれば、急性腸炎が疑われ、それらの症状が、はとんど同時に2人以上におこる場合には食中毒がきわめて疑わしいといえます。
虫垂炎(盲腸炎)ちゅうすいえん/
急性虫垂炎の最初には、悪心、いちじるしいときは嘔吐をともなう、みぞおちの痛みがおこります。
下痢症(げりしょう)/
血便も熟もない単なる下痢は、たいていは一時的な腸の運動や分泌の調子のくるいなどによるものですから、あまり心配する必要はありません。実際には、この種の下痢が最も多くみられます。
胃下垂症(いかすいしょう)/
症状は、ありません。医師から胃下垂と診断されて、はじめてなんとなく胃が重苦しいとか、もたれると 訴えるようになる人があります。
胃アトニー/
先天的に筋肉の弱い、やせた人に多い病気です。胃のもたれを訴える人がもっとも多いようです。食欲はあっても、食べたあとで胃がもたれるため、食べないとますます体重が減り、そのため胃アトニーが強くなるといった悪循環がおこります。
低酸症、無酸症(ていさんしょう むさんしょう)/
高齢型慢性胃炎の場合にみられ、胸やけ、胃のもたれがあります。胃液申の塩酸の量が少なくなっている状態で、胃液検査によって知ることができます。
便秘症(べんぴしょう)/
便秘とは排便が異常におくれた状態です。便秘をきたす病気、便秘症の原因はいろいろありますから、まず医師に相談することです。原因をつかむことが重要になります。
吻合部潰瘍(ふんごうぶかいよう)/
胃の手術後に十二指腸や空腸とのつなぎめ(吻合部)付近にできる潰瘍です。頻度はそれほど多いもの ではありませんが、十二指腸潰瘍の手術後にできやすく、手術のさいに幽門腺嶺域が残されている場合に生じます。
横隔膜ヘルニア(おうかくまくヘルニア)/
大部分は高齢者にみられ、軽いものでは症状はありませんが、胸やけ、食物がつかえる感じがおこります。
幽門狭窄症(ゆうもんきようさくしよう)/
幽門輪の通過がわるいため、胃は少々拡張ぎみになり、食物や胃液がたまって胃のもたれ、不快な感じがして、嘔吐することでこれらの症状は軽くなります。
胃神経症(いしんけいしよう)/
実際には胃神経症とよばれるものはほとんどありません。しいていえば、これらの臓器にはとくに病変がなく、急に心臓の動悸が強くなったり、不安感がおこったりする自律神経失調症の一部として、胃の症状を訴えることがあります。
胃粘膜下腫瘍(いねんまくかしゅよう)/
胃粘膜層よりも下層(粘膜下層、筋層) に発生する腫瘤の総称です。胃の表面がスムーズな丘状または半球状の隆起をつくっているのがふつうで、一部表面がくずれて潰瘍ができることもあります。
胃けいれん/
正確には胃けいれんという病気はありません。急にさしこんでくる上腹部の痛みを、このようによんだのです。急な激痛は、胃・十二指腸潰瘍や、胆石などでおこってきます。
胃切除後症候群(い せつじょごしょうこうぐん)/
食事中や食後30分以内に、胃の不快な感じ、むかつき、発汗、動悸、だるさがおこってくるものを、早期ダンピング症候群といいます。食後2−3時間たって、めまい、発汗、動悸、だるさがおこるものを後期ダンピング症候群とよんでいます。
急性胃拡張(きゆうせい いかくちよう)/
全身衰弱、急性感染症、腹部の手術などで休力が消耗しているときに、急に胃が拡張してくる病気です。急に腹部が膨降し、脈が速くなり、腹痛とむかつきがあり、全身の力がぬけてきます。
胃肉腫(い にくしゅ)/
胃がんや胃ポリープとくらべて比較的まれな病気です。胃の筋層に発生する悪性腫瘍で、大きくなってくると胃の内側から粘膜層を押し上げて丘状または半球状の隆起をつくります。すすむにつれて表面に多発性の潰瘍ができゃすく、血管やリンパ管を通って、全身に転移します。
胃ポリープ/
胃のもたれ、不快感などがありますが、これらは胃ポリープの症状というよりも、ポリープにともなう慢性胃炎によるものです。まれに幽門の近くにできたポリープが、幽門を通って十二指腸の中にはいりこむことがあり、そのため胃の痛みを訴えることがあります。
胃・十二指腸潰瘍(いじゅうにしちょうかいよう)/
おなかがすいてくると胃のあたりが重苦しい、焼けるような痛みがおこってきます。この痛みは、食事をすると一時的におさまりますが、おなかがすいてくると、ふたたびおこり、夜中や早朝に痛みのために目がさめることがあります。
慢性胃炎(まんせい いえん)/
まったく症状のない人もありますが、若年型慢性胃炎では空腹時に胃のあたりが重苦しく、胸やけやげっぶがよくでます。背中がはるように痛いこともあります。高齢型慢性胃炎では、食後の胃のもたれや、食欲不振などがあります。
急性胃炎(きゅうせいいえん)/
軽いものでは、胃のあたりが重苦しい程度ですが、腹部の痛み、不快な感じ、胸やけ、げっぶ、むかつき、嘔吐などがおこります。
食道異物(しょくどういぶつ)/
誤って食物以外の固形物をのみこんだ場合が多く、充分にかまずにのみこんだ食事がつかえることもあります。
食道静脈瘤(しょくどうじょうみゃくりゅう)/
肝硬変などで、肝静脈を通過することができなくなった血液は食道壁の静脈を通って心臓に帰ってきます。このとき、食道の静脈は拡張、蛇行し、食道粘膜側に数珠状にふくらんできます。これが食道静脈癖です。
食道アカラジア/
特発性食通拡張症ともよばれ、比較的若い女性に多くみられます。噴門をとりまく筋肉の緊張がたかまって、食事が通らなくなり、そのため食物がたまって食道は拡張してきます。
食道憩室(しょくどうけいしつ)/
食道憩室, しょくどうけいしつ
食道狭窄(しょくどうきょうさく)/
強酸、強アルカリなどを誤飲した直 後に、口や喉頭、胸、腹部に強い灼熱感を生じ、1週間以上たつと、食物がつかえて通ら なくなります。
食道炎/
胸骨のうしろ側に痛みを感じたり、がんこな胸やけがおこります。